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魔王の恋(1)

作者:初代スレ558氏
備考1:勇者×女魔王
備考2:自らを倒しに来た勇者に,魔王は恋心を抱いてしまった‥‥。(現時点で非エロ)

Prologue

私は数万もの人間を含めた生物を贄として生まれた。
生を与えたのはこの世の全てに恨みをもっていた亡国の王で……私に世界の終焉を望んだ。
だから、まずその狂気にとりつかれた男の首を落として彼の世界を終わらせてあげた。

私の身体には世界を滅ぼすに足る魔力が身に宿り、頭にはそれを実現できるだけの知識があった。
おのれの身体をみれば白い肌、艶かしいボディラインに豊かな胸、そして腰までのびた長い漆黒の髪。
私は人間の女、いやヒト型をした『何か』として生まれたようだった……


何のために生きるのか。すでに造られたときに刷り込まれていたのだろうか。
それとも贄となった数万の命の怨嗟の声のなせる業か。
世界を滅ぼすという壮大でさして意味のないように思える行為にあけくれた。
まずは有り余るほどの魔力で人工生命体を造りだし、一番抵抗しそうで数の多い人間を中心に狩り殺すように命じた。
突然、大量のみたこともない魔物の襲来に人間たちはなす術もなく、
侵攻した最初の数ヶ国は魔物たちによる一方的な殺戮の末、生きる者が存在しない不毛の地となった。
しかし、人間もそのまま簡単には滅ぼされてくれない。
強大な私を生んだ、王から追い落とされ狂ってしまった男も人間だったのだ。
彼だけが特別に優秀ではなかったということなのだろう。
今まで戦争を繰り返してきた大陸の国々が共通の敵である私に対抗するためにまとまり、反撃にでた。

各国の類稀なる力や魔力を持った勇士がパーティを組み、
ある国を滅ぼしたあと、私の住処とした古城まで彼らは来た。
次々に私が造りあげた魔物は殺されていったが無駄死にではなかったようで、
私が座る玉座まで辿りついたのはたった二人の男女だった……
金髪の大きな眼が特徴的な女はローブを着て杖を持っている、典型的な魔法使いの格好であった。
銀髪で精悍な顔つきをした男は重厚な鎧を着込み、大きな剣を持っていた。


その銀髪の美丈夫をみたとき、虚無感に支配されていた今までの私は消え去った……

私は狂気の亡王が残した記録を読み、私がどういった経緯でどのように設定されて生み落とされたのか理解していた。
それによれば私の性格や感情は、贄となった数万の生物で最も強固で純粋な意志を持ったものの影響が強くでるらしい。
そんな不確定要素が強い生成など、もし私であればとてもではないが試みる気がしない。
まあ、この世への憎悪を糧に生きていた王が何を思って、このような外道の法に手を出したのかはどうでもよく、
私という存在に最も影響を及ぼした「誰か」の心が、
眼の前の男にただならぬ想いを持っていたという結果だけがこの場合は重要であった。


その想いは……『好き』というただただ純粋なものだった……
そんな心の動きを冷めた眼でみるこの世を滅ぼしたいと願う「私」もいたが、
男を愛し、男に愛されたいという強い感情を持つ「私」は遥かに強く、その想いを抑えつけることはできない。
だが男が……魔王と呼ばれ恐怖と憎悪の対象であった私を愛する可能性がないのは明らかだった……
だからといってこの男を殺すことなんてできはしない……そして倒される気もない。
必死に、私さえ倒せば世界は救われるのだと悲壮な覚悟で執拗に攻撃をくりかえす二人を軽くいなしながら、
どうすべきかと悩んでいると、私の攻撃から何度も身を挺して女をかばう男の行動がいやに眼についた。
二人の関係は単なる仲間同士というわけでなく、恋仲なのかもしれない。
わざと女を犠牲にすれば私に剣を突き入れられるといった状況をつくってみたが結果は同じだった。

そんな男の献身的な姿をみてやっと私はどうすればいいのかがわかった。
簡単なことだった。愛されなくても憎まれればいいのだ。
私のことしか考えられないように、何もかも捨てて私への復讐だけに全てを捧げるくらい深く……
想いの強さはたとえベクトルは違っても一緒のはずだ。

だからとりあえず……少しだけ本気を出して男の想い人であろう女をズタズタに引き裂いた……

                   ―※―

生きる目的が変わった。
世界を滅ぼすなんていう非生産的なことはやめた。
私のことだけを考えさせながら、男を生かしつづけるのが今の最優先だ。


男は名をセリアスといった。
名も知らぬ魔法使いの女を城で力任せに引き裂きバラバラにしたあと、
怒り狂ったセリアスに私を斬らせて深手を追ったふりをして逃げた。これで仕込みは終わった。

セリアスは弱かった。いや、人間にしては強いのかもしれないが……
私の城まで魔物を退けてきたというのが奇跡にしか思えないほどに。
だから、魔物を造りあげるさいに、彼に対しては力が半分しかだせなく、
また決して致命傷を負わせることのないように設計した。

おかげでどんな魔物でもたった一人で打ち倒せる英雄が誕生した。
私をあと一歩のところまで追い詰めたということも、その英雄物語に拍車をかけた。


次にするのは彼を不老に、そして限りなく不死に近づけることだった。
私はよっぽどのことがない限り死なないし、歳もとらないがただの人間であるセリアスは違う。
すぐに老いるし、数十年もしたら病気や老衰で死ぬのは避けられない。
彼と永遠に『鬼ごっこ』をするために『呪い』だとか適当なことをいって不完全であるが不老不死にした。
一人の人間をそのような状態にするには大量の魔力が必要だった。
私は多くの魔力を失い、絶対的な強さはなくなった。逆に魔力を宿したセリアスは強くなった。
ひょっとしたら、私がやられて『鬼ごっこ』は終わってしまうかもしれない危険な賭けであったが仕方がなかった。

                   ―※―

人は憎しみを持続できないものなのか……楽しい『鬼ごっこ』は長くは続かなかった。

魔力を多く失った私は、生れ落ちたときのように一つの国をわずかな期間で滅ぼすことはできなくなった。
力を少しでも回復するために私は拠点を定めずに潜伏した。そのために世界には一時の平和が訪れた。
それでもセリアスは最初は恋人や仲間を殺した私に復讐するため、執拗に私を追いかけてきてくれた。
けれど数十年が過ぎセリアスの英雄物語が伝説化して、本当の彼を誰も知らない人々が大半になった時、
セリアスはある街で新しい恋人や友人をつくり普通の人としての暮らしをはじめた。
少し彼への態度が手緩かったかもしれないと反省した。
そして私を無視するかのような態度は本当に悔しくて怒りがこみあげてきた。
だからセリアスが住んでいた街すべてを破壊し尽くし、彼の親しい者はじめ生ける者すべてを殺し尽くした。

嘆き、怒りに我を忘れながら私に襲いかかるセリアス。すごく嬉しかった。
彼の剣技、そして私が与えた魔力で増強された力は予想以上に強く苦戦したが、
戦場から遠ざかっていたセリアスの剣技が衰えていたこともあり、なんとか彼を半死にまで追い詰めることができた。

私に組み倒されたまま鬼のような形相で睨みつけてくるセリアス……あまりの興奮に股間が濡れるのがわかった。
もう我慢の限界だった。昂ぶったおのれの感情を抑えることができずに、
辱めてやるとか、消えない傷を身体に刻みつけてやるとか……そんな適当な嘘をついて……犯すことにした。
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