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5-297

作者:5代目スレ296氏
備考1:女幹部・執事
備考2:「敵側のプロローグ的」「女幹部&ショタ執事で脳内補正して下さい」(作者氏)



「あ、あ、イイ!あぁ!」
「ひっ……ぐぅっ」
空中戦艦「アウスフムラ」。
北欧神話に出てくる、巨大な雌牛の名を冠した厳つい戦艦に似つかわしくない、艶やかな喘ぎ声が牢獄からこだまする。
「うぁああ……もうっ…無理っ…」
「イイわよ、イッても……アタシも……イク…っ!あぁっあぁぁぁあ…っ!」
どうやら絶頂を迎えたらしい。
それを始終眺めながら、僕は目の前の甘美な行為にため息をついた。
ただし、悪い意味で。

世界規模で展開されている大企業、「ユグドラシル・コンツェルン」。
あらゆる分野に手を染め、軽く先進国よりも資産を所有する「スゴい企業」。
そこに所属しながら、僕にはその程度しか認識はない。
なぜなら、僕には――僕らには、それが何だろうと関係ないからだ。
僕らはいわゆる「裏の顔」。
「ユグドラシル・コンツェルン」の「黒い噂」「見え隠れする影」――などと呼ばれる、「暗部」。
通称「ニブルヘイム」。
そしてその武力制圧・敵地侵略・武力抗争の鎮圧を担当しているのが、僕の主。
数々の異名を持つ、エルセリオン様。
ニブルヘイムの、五人しかいない大幹部の一人。
僕の、自慢の、主である。

その主に最近、趣味ができた。
それ自体は喜ばしい。
趣味は心にゆとりを持たせる。仕事にしか興味を示さなかった主にとって、それ自体は大変喜ばしい。
しかし、問題はその趣味だ。

「敵勢力の人員を拉致し、陵辱すること」

何とも困った趣味である。
戦闘の毎に、飛び交う弾丸の合間を縫って敵の人員を拉致しなければならないし、性病予防の為にメディカルチェックも欠かせない。
おまけに、メディカルチェックの振るいにおとされて誰一人確保できなかったら、主による半ば八つ当たり的な性的折檻が待ち受けている(その被害者は主に僕だ)。
更に、行為の後の事後処理も大変だ。
もし、主がこんな行為を繰り返し行っていることが他の幹部達に知れたら、主の地位は危なくなる。そのため、拉致し陵辱された哀れな彼らの記憶を、薬物なり電波なりで抹消しなければならない。
まったく……。
僕は、息を整え、燕尾服を整え、けだるさを完璧に隠して淡々と述べた。
「エリス様。お時間です」
「あぁ……ぅん……今ぁ……イくよぉ……」
未だに身体をヒクつかせながら、甘い声でどっちの意味かわからない返答をする主。
だが返答は返答だ。僕は構わず続ける。
「では、昼食をご用意致します。自室とブリッジ、どちらになされますか?」
エリス様は、食堂で食事をとらない。気分で場所が変わるので、食事を運ぶ僕としてはアンケートをとらなければならないわけだ。
「えぇと……あぁ…ひくっ!」
まだ余韻に浸ってるのか。
「えぇと……自室ぅ…でぇ…」
「かしこまりました」
一礼すると僕は部屋を出た。

「美味しい~(はぁと」
「恐縮です」
エリス様の食事・スケジュール・健康その他諸々の管理は僕が行っている。
5年も仕えていれば流石に好みの味付けも把握している。
どうやら、嫌いなゴボウも美味しく頂けたようだ。我ながら上出来だ。
次は大根にも挑戦してみよう。
「ご馳走。では、報告を」
「はっ」
食事も終わり、エリス様は凛とした声で言う。
面倒くさがりな主のために、出来る限り要約して、かつ的確に手に持った資料と報告書を読み上げる。
「極東方面以外は、どこの戦線も異常はありません」
「極東?……中国かしらね……あそこは終始物騒な国だからね……具体的にはどこなの?」
僕は資料をめくる。
「ええと……じゃ…ぽん…?…ああ、日本ですね」
一瞬、空気が止まった。

「……日本?」
「はい」
すてぽてちーん。
「日本?日本って、あの日本か?」
「はい。スシ、サムライ、ゲイシャ、スキヤキ、テンプラ、マンガの、あの日本です」
エリス様は難しい顔をして首を傾げる。
「何故日本」
その問いも無理はない。
日本は経済力、芸術性以外に特筆すべき点はない。
ましてや、経済担当でもない我々に「異常」という点など思い浮かばない。
「ええと……お待ち下さい。……」
僕は文面に目を走らせる。
「ふむ。どうやら、最近『エクスレンジャー』なる戦闘集団が台頭しているようです」
「『えくすれんじゃあ』?……ふむ。で規模は」
「五人編成の小隊だそうです。少数といっても、かなりの精鋭らしく、我が軍が劣勢になりつつあるそうです」
「ほぅ……」
エリス様はニヤニヤと笑い始めた。
「もっと具体的な情報は?得意とする戦術や、所持している兵器などは?」
その声が喜々としているのがわかる。
僕は報告を続ける。
「柔軟なチームワークによる各個撃破を得意とし、強力な個人兵器、巨大な機動兵器を各々に所有していますね。更に、勝利を決定付けるために、個人・機動に関わらず兵器を合体させて出力を統合・収束して放つ「詰め」を必ず行っています」
「必ずトドメを刺すわけか。……なるほど。確かに、脅威だ。確かに驚異だ。それは「大変な勢力」だ。少数なりの戦い方を、戦術を心得ている。なるほどなるほどなるほど。我が軍が苦戦するのもわかる。フフフ……では、アルト」
エリス様が僕の名を呼ぶ。
その眼は邪悪に笑っている。
僕はその眼に捉えられ、名前を呼ばれ、歓喜に酔いしれるのを必死に堪えて、エリス様の言葉を待つ。
「その勢力……「エクスレンジャー」は、「私を満足させられるか」?」
その邪悪で妖艶で狂気に満ち溢れた問いに、僕は答えた。
あらゆる性交よりあらゆる娯楽よりも、その邪悪さは僕にとって、絶頂を迎えるに足る程に甘美だった。
僕は……ゾクゾクしながら、ワクワクしながら、胸の高鳴りを、充実感を抑えながら、しかし隠さずに言った。

「存分に足る相手、で御座います」

「そうか」
フフフ…と笑い、エリス様は不敵に、傲岸に、不遜に、満面の笑みを浮かべた。
この人はいつもそうだ。
強い相手と戦いたくて仕方のない人だ。
まるで修羅のような、僕の主。
僕の人。
「日本に進路を取れ……私の戦争の始まりだ」
「では……?」
「フフフ……私自ら相手をしてやろう。私自ら引導を渡してやろう。フフフ……ハハハハハ!!」


プロローグ、完。
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