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第二話:尋問室のザーラ

作者:初代スレ632氏
備考1:ヒーロー×女幹部
備考2:正義の組織で尋問を受けるザーラ。そこに龍牙が……

 《ヴァンガード》本部、特殊戦闘部隊司令部。破壊と混乱をばらまく
秘密組織《シュヴァルツ・バタリオン》に対する攻撃の砦だ。その司令室の金属扉が
静かにスライドすると、若い男が入ってきた。黒いボディスーツに包まれた逞しい体が、
その精悍な容貌を一層力強く見せている。
「黒瀬龍牙、ただいま帰還しました。敵の銀行襲撃は阻止、小部隊を潰滅させました。
民間人の犠牲はありません。――以上です」
「ご苦労だった。君も民間人も無事で何よりだ」
 笑顔で答えるのは白髪交じりの男性。がっしりとした体つきが若々しく見せてはいるが、
やはり皺や白髪は隠せない。年齢は五十代後半といったところだろうか。
「ありがとうございます。――ところで、どうですか司令。何か新しい情報は――」
「‥‥なかなか手強いな、彼女は」
 一転して表情を曇らせ、腕を組んで唸る。
「すべて話す、というのを捕虜の条件にしたんですが」
「うむ。確かに聞いたことには一応答えてくれるようだ。君が阻止してくれた襲撃程度の情報なら、
隠さず話してくれるからな。だが――もっと重要なことになると実に巧みに核心をぼかすんだ。
その巧みさは‥‥私が確認するまで、尋問した当人さえごまかされたことに気付いていなかったほどだ。
情報を知り抜いているがゆえだろうな、あんな芸当ができるのは。
――『情報統括』の名は伊達ではないということか」
 いささか疲れを滲ませた苦笑を交え、司令はそう言う。
「‥‥しかし解せません。
とらわれの身となった以上、連中に義理立てする必要など、もはやあるとは思えない‥‥」
「そのとおりだ。捕虜になることを許さないのが《シュヴァルツ・バタリオン》の掟だからな。
それを破ったことがばれれば始末される‥‥最高幹部の彼女がそのことを知らないわけはない。
なら、なぜ隠す‥‥?」
 椅子から立ち上がり司令室の中をゆっくりと歩き回りながら、司令はあごに手を当てて自問する。
「何か彼女なりの考えがあって隠す、か‥‥いや、そんなことをする意味など無いはずだ。
今の彼女にとって最善の方向は、連中が壊滅することだ。
‥‥そうでなければここから自由になれないのだからな。‥‥とすると、我々のために黙る‥‥?
馬鹿な、そんなことがあるとは思えん‥‥」
 考えをめぐらすが、しかし合理的な解釈は容易に浮かびそうにない。
が、龍牙はふと捕虜――「情報統括」ザーラを思い返してみた。
「ところで司令。尋問に当たっているのは――」
「――君には伝えていなかったか。美沙君だ。‥‥敵とはいえ女性だ、
さすがに男が尋問するわけにはいかないだろう。かといって全く戦闘に向かない職員に
させるのも、可能性は少ないとはいえ危険が残る――彼女も強化人間だからな。
となると、補助とはいえ戦闘要員の美沙君に頼るのが一番だろう」
 今度は龍牙が腕を組んだ。ザーラと、美沙。妖艶な美女と、多少幼さの残る美少女。
高慢で残虐な女と、明るい正義感の塊。――その他様々な点から考えてみたが、
外見から性格まで、どう考えても最悪の組み合わせとしか思えない。
確かに捕虜の扱いに関しては司令に一任するとは言ったものの、これはいささかどうかと思われた。
「‥‥司令。俺にやらせてください」

「男が女を尋問する」という形式に難色を示す司令を説き伏せるのは、
 案外難しいことではなかった。どうやら報告のたびに怒り心頭で現れる美沙に苦労していたらしい。
確かに、機嫌の悪い美沙が毎度現れては司令でなくてもうんざりするだろう。
 そもそもザーラを捕縛したのは龍牙だ。情報と命を交換するという交渉は龍牙が行ったため、
彼女も龍牙に一定の信頼を寄せているらしい――この《ヴァンガード》内では
そういうことになっている。それもあって、結局尋問は龍牙が行うことになった。

 * * * * *

『黒瀬 龍牙 認証しました ロック解除します』
 尋問室の扉横にある生体認証システムが龍牙を認めると、静かな電動音と共に扉がスライドし――
「だから! それじゃ肝心の所がぼけたままでしょ!? 話す気あんの、あんた!!」
 いきなり怒声が飛んできた。予想済とはいえ、ややうんざりする。
これだけの音量が全く室外に漏れないとは、まったく大した防音性だ。
「あら? さっきの話と総合すれば当然分かるハズなんだけど‥‥ふふ、お子様には難しかったかしら?」
「年増のくせに威張らないでよ! 胸がでかけりゃ大人ってもんじゃないでしょ!!」
「あらあら。私の完璧な身体に嫉妬してたの?
そりゃそうよね、男を虜にできないようじゃ女として意味がないもの。
ま、あなたには一生無理――あら?」
 真っ赤になって怒鳴り散らす美沙をどこ吹く風で煽っていた女が、ふと入り口に視線を向けた。
怒り心頭の美沙は今にも捕虜に掴みかかりかねない様子だったが、その視線の動きで我に返る。
「り‥‥龍牙?」
 きまり悪そうに振り返る。大きな目が魅力的だが、怒りのせいか顔が真っ赤になっている。
ただし、童顔ゆえにあまり迫力はない。
「美沙、そう熱くなるな。聞き出せるものも聞き出せなくなる」
「で、でも‥‥」
「お前はしばらく休んでろ。最近苛つきすぎだって、司令も言ってたぞ」
 文脈はやや違うが、嘘ではない。
「嫌いな相手と差し向かいで一日中ってのもつらいだろ。俺が代わるように言われたんだ」
「そ‥‥そう、なの?」
 美沙の顔に安心や不安その他さまざまな感情が次々に浮かぶ。さながら表情の万華鏡だ。
機嫌が良いときならまるで小動物のようだと龍牙も思っているのだが。
「ああ。だから休んでろ。続きは俺がやるよ」
 嬉しさ半分、だが不安半分の複雑な表情を浮かべながらも、美沙はその場を龍牙に預けて
部屋を後にした。ちらちらと振り返るその視線の意味に、果たして龍牙が気付いているかどうか。
――目の前の捕虜は気付いたようだが。

「久しぶりね、龍牙」
「‥‥ああ」
「あら? あなたも『久しぶり』だと思ってくれたの?
ふふ、あなたに捕縛されてからまだ一週間しか経ってないのに」
 顔を背け、小さく舌打ちする龍牙。やはりこの女は苦手だ。
龍牙の人生に、少なくともこの手の女は今まで関わりがなかったからだ。
 信じられないほど起伏に富んだ曲線を描く長身の肢体は、
作業服のような今の服装でさえ淫猥に見せている。男の視線を釘付けにする唇、
そして涼やかというにはあまりにも冷たい眼‥‥一種異常なまでの色香を振りまく女。
そしてその美貌ゆえに自らに絶対の自信を持ち、高慢さを隠そうともしない。
それだけでも美沙が敵視するのもやむを得まいと思わせる。‥‥彼女は確かに「美少女」なのだが、
「色気」というものが全くないのだ。
 そして龍牙がその溢れる色香にやりにくさを感じているのを知って、
ザーラはわざわざからかう。美沙もこんな調子で、いや、おそらくもっと強烈なやり方で
からかわれ続けたのだろう。さすがに同情する。
「――あまり美沙をからかうな。ああ見えて傷つきやすいんだ、あいつは」
「あっははは! 悪いわね、あんまり面白いからつい、ね。
女の子をいじめるのも楽しいものよ? でも――」
 言葉を切ると同時に、表情ががらりと変わる。
「‥‥やっぱり遊ぶのは男の子が良いわね。仲間を目の前で殺されて怒りと無力感で呆然としてる子を、
挑発して‥‥童貞を奪ってあげて‥‥ふふ‥‥そういうときの目は最高なんだから‥‥。
怒り、陶酔、嫌悪、肉欲‥‥すべてが混じり合った視線で睨みつけながら、
結局堕ちてしまう‥‥ふふふ」
 両手で自分の体を抱きしめながら、邪悪な欲望を口にする。楽しげに笑っていた目が、
どろりと深い闇を映す。

「‥‥お前を助けたのは間違いだったか?」
 彼女を助けたときのことはありありと覚えている。多くの戦闘員どもを一人残らず斃し、
奇怪な容貌の生態兵器「怪人」を破壊し、ただ一人残ったザーラに裁きの鉄槌を下そうとした、あのとき。
彼女は自身の持つすべてをなげうって命乞いをした。龍牙も彼女の残虐な所業は知っていたが、
それでも「情報」という材料が、彼女への殺意を眠らせたのだ。
同時に、彼女への憎悪は――龍牙自身は必死で否定しようとしているが、かなり変質していた。
「龍牙‥‥あなたは真っ直ぐすぎるのよ。
いまさら私がそんなことをできる訳ないじゃない。ただの昔話よ」
 脅しにも怖じる様子もなく、おどけたように肩をすくめて平然と言ってのける。
――反省などと言う言葉とはまるで無縁。捕虜となった以上は確かに「敵」ではなくなったものの、
この女と分かり合うことができる者はここにはいないだろう。
「闇」と真面目に向き合ってはだめだ――そう感じた龍牙は、諦めて本来の話題を振り向けることにした。
素っ気ない事務机を挟んで簡素な椅子にゆったりと座ると、美沙が書いていた調書に目をやる。
荒れた字がのたくっているが、尋問がはかばかしくないのは見て取れた。
「――無駄話はこれまでにしておこう。本題だ。‥‥今までのお前の情報、核心が不明確だって話だな」
「ああ、そりゃあ、ね」
 さも当然とばかりの返答。
「どういうことだ?」
「‥‥どういうことって‥‥そういうことよ。だからあなたが来たんでしょ? ふふっ」
 楽しそうに、だが妖艶さを交えた笑みを見せる。癖なのだろうか、ときおり長い脚を
これ見よがしに組み替える。捕虜用として臨時に用意した作業服のせいで
美脚の魅力が半減しているのを残念に感じてしまう――情けない、と龍牙は自分を叱咤する。
そんな微妙な葛藤にはお構いなしに楽しげな微笑をうかべていたザーラだが、
しかし龍牙が浮かない顔をしていることを認め、今度は彼女が不審そうな表情を浮かべた。
「――もしかして、私の意図を汲んで来てくれたわけじゃないの?」
「悪いが、何を言ってるのか俺には――」
 龍牙が我に返ってそう言いかけた途端に、捕虜はげんなりとした表情に変わる。
美沙ほどではなくとも、どうやら思った以上に表情豊かなようだ。
「‥‥ったく‥‥。一途な正義の味方サマに期待した私が間抜けだったわ。
私はね、肝心な所をぼかし続ければあなたが来てくれると思ってたのよ。
‥‥言ったでしょ? 情報はすべて『あなたに』あげる、って」
「‥‥っ!」
――やられた。
 それが龍牙の本心だった。戦闘と交渉などを経て最終的に降伏する際、たしかに彼女はそう言った。
そしてそれを明かされた以上、彼女がなぜ今まで本質をしゃべらなかったのかという理由も
完全に理解した。龍牙を「おびき寄せる」ためだったのだ。
「ふふ‥‥分かってくれた?」
 にっ、と笑うと、彼女は椅子から立ち上がる。逃走の可能性は少ないと判断されたため、
その体を戒めるものはない。ボタンを上から順に一つずつ外しながら、
ザーラは龍牙にしなだれかかる。そして唇を首筋に這わせたかと思うと、耳を軽く噛む。
「‥‥あの日のこと‥‥忘れられないの‥‥お願い‥‥」
 気怠い囁き。ぞっとするほど甘く、脳髄に染みこむような声。
その声だけで、龍牙の体の一部が無意識に反応する。邪悪な、本来なら死に値する女だと
思いこもうとしても、心の別の部分がそれを無視する。思考に刃向かう膨らみを指先で確認すると、
ザーラは龍牙に跨った。服を着てはいても対面座位そのままの姿勢。
そして扇情的に腰をくねらせてみせる。昏く、鋭く、だがうっとりと熱い瞳が龍牙の眼を見つめたまま。
「おい、いい加減に――」
 迫力のない抵抗は、しかしあっさりと封じられた。柔らかい唇が、龍牙の唇を塞ぐ。
唇をついばんでいたかと思うと、赤い舌がぬるりと入り込む。そして‥‥男の舌が、それを迎えた。
その動きに女は一層強く舌を絡ませ、そして巧みに龍牙の服を脱がし、さらに龍牙の手を
自らの身体に誘導する。作業服の布地に手が触れると、柔らかく温かい肉体が布越しに伝わる。
 女の手が、龍牙の手を胸に押しつける。むにゅうっ、と、柔らかく、しかも張りのある感触が
手のひらに伝わり‥‥龍牙の理性をますます追いやってゆく。指先が柔肉に食い込む。
鷲づかみにするように力を込めると深い吐息が漏れ、キスをしたままの唇が淫らな笑みを浮かべた。
「ん‥‥っ。ふふ‥‥その気になってくれたみたいね」
「そうしないと情報が手に入らないようだからな。お前を抱きたい訳じゃない。
――言っておくが、俺はお前が嫌いだ」
 ザーラの目を見据え、そう言う。
「ふふ、ふふふ‥‥。ま、そう言わなきゃ具合が悪いしね‥‥。
でも‥‥こんなにカタくして、私のおっぱいを鷲づかみにして、こんなに素敵なキスをしてから
そういうことを言っても‥‥説得力はないわよ?」
 くすくすと笑う。
「‥‥たっぷり楽しみましょ‥‥んっ‥‥」
 再び熱いキス。二人は互いに頭を抱き寄せ、テクニックを費やし、じっくりとそれを味わう。
いつしか互いに裸になると、もう欲望そのままに体をまさぐりあう。
真っ赤な爪に彩られた指先が龍牙の肉槍を責めあげ、龍牙の指先がザーラの胸を揉み込み、
かと思うと股間の肉芽を刺激する。男が唇を離そうとすると女が、女が唇を離そうとすると男が
追撃する。ときおり体を震わせながら、濃厚なキスに終わりはないかのようだ。
さきほどの二人のセリフはおそらくザーラの見解に分があるだろう。
 龍牙の耳を甘い吐息がくすぐる。深い吐息がときおりくぐもった呻きを伴いはじめ、
滑らかな肌がそれと同調するようにぴくりぴくりと震える。
「‥‥あは‥‥ぁ‥‥っ」
 吐息が喘ぎに変わり、ついに声となって溢れる。長々と続いたキスがようやく終わった合図。
濡れた唇からは、ふたりをつなぐ一筋の銀糸がこぼれた。

「しゃぶらせて‥‥」
 耳元で囁く女の声。やや低く、それゆえにしっとりとした声質。
 軽いキスで承諾すると、ぬめり、熱い刺激が断続的に亀頭に襲いかかる。
舌先をまるで蛇のそれのようにチロチロと振るわせ、鈴口をなぶり、亀頭を舐め上げる。
瞳は龍牙の眼を見つめたまま。
(大した女だ‥‥まったく)
 龍牙は内心感歎した。これだけの色香を振りまくことができる女は他にいまい。
美と色香を血と愛液で練り固めたような――そんな女だ。そして自らの美貌への絶対的な自信が、
彼女をさらに美しく彩る。彼女の悠然とした自信は、この美貌あってのものなのだろう。
 あの日‥‥そう、彼女を屈服させた、あの日。彼を籠絡しようとしたザーラを、
肉の鉄槌で貫き、服従させたあの日の交わり。自分を虜にしようと体を委ねた彼女を撃ち破り、
狂わせ、凄絶な快楽という刃で裁いたあの交わり――あれは本当に怒りの現れだけだったのだろうか。
そして、美沙に代わって尋問すると申し出たあの思いは、本当に司令や美沙のためだったのだろうか。
今となっては、それが正しいかどうか本心は知っている。
だが、それを認めてしまうわけにはいかないのだ。
 ぬめる感触が不意に途切れた。代わりに、しっとりと温かい、そしてやわらかな感触。
巨大な、だがまったく垂れていない肉の双球が龍牙の肉槍を挟み込む。
ザーラが乳肉を揉み込みながら上下させると、張りのある肉感が巧みに攻め寄せてくる。
そしてその谷間から悠々と顔を出す亀頭を、女は嬉しそうにしゃぶり立てる。
「あ、‥‥はあっ‥‥どう、いい‥‥でしょ‥‥?
すごいわ‥‥普通の男なら‥‥んっ‥‥完全に谷間に隠れちゃうのに‥‥ふふ‥‥。
‥‥っ、あんっ‥‥」
 淫猥な笑みを浮かべ、褒める。
「‥‥っ、あなたの‥‥カタいのが‥‥こすれ‥‥て‥‥、私も‥‥イイわ‥‥
――きゃうっ!? ひあっ、ああっ!! あ、あぁ‥‥っ!!」
 乳房で感じる女の言葉が不意に喘ぎに変わる。龍牙の指先が朱鷺色の先端を捻ったのだ。
「胸でそんなに感じるのか?」
「か、感じる‥‥の‥‥! 龍牙、ああ、カタいの、おっぱい、きもちいい、乳首も‥‥あああっ!!」
 小さく鋭い声が断続的に漏れると、うっとりと上気した顔が龍牙の胸板にすり寄る。
「あぁん‥‥軽くイっちゃった‥‥。胸だけでイくなんて‥‥久しぶりだわ‥‥。ふふ、もう我慢できない‥‥」

 簡素な椅子に腰掛けた龍牙の股間からは完全に勃起した巨根が天井を向いてそそり立っている。
それを指先で絡めて秘裂へ導くと、女は龍牙と向かいあったまま腰を下ろす。
 ‥‥ずぶり。
「――っく、ぁあああっ!! はぁあ‥‥っ、か、カタ‥‥い‥‥!!
す‥‥ごい、すごすぎる‥‥!! あはぁあっ!!」
 ゆっくりと腰を下ろしたにもかかわらず、ザーラはのけぞり、叫ぶ。
「‥‥っ‥‥。おいおい‥‥まだ根本まで入ってないだろ?」
 ザーラの淫肉の刺激はさすがに強烈なのだろう、少々言葉を詰まらせながら龍牙が挑発する。
中腰のままのザーラの腰骨あたりを両手で掴んでいる。
「だっ‥‥て‥‥!! デカすぎ‥‥る‥‥!!何で、こん‥‥な‥‥!
え――!? ま、待って、いま奥まで入れたら――!!」
「遠慮するな」
 ズブンッ!!
「ひぃ‥‥‥‥っっ!!!!」
 掴んだ腰を無造作に引き下ろす。巨大な肉剣が容赦なく彼女の奥底を貫くと、
ザーラは目を見開き声を失い――
「あぁっはあぁあああああぁあっっ!!!」
 淫肉がふるえ、うねる。がくりと倒れ込む女の唇を貪り、そのまま腰を打ち上げる。
――声にならない絶叫、痙攣。汗ばむ乳房を揉みしだき、乳首をつまみ、全身の肌を愛撫する。
キス。睦言。そして腰を打ち上げる。長く美しい黒髪を振り乱し、悦びに震える女。
媚裂からは蕩々と蜜が溢れ、逞しい肉棍が突き込まれるたびにぐちゅっ、ぶちゅっ、と
淫らな歌を歌う。絶え間のない嬌声と湿った伴奏が、完全防音の密室で淫猥なメロディを奏でる。

 彼女は溺れた。凄まじい快楽に溺れ、よがり狂う。少しでも腰を動かすと、
太く巨大なペニスに嬲られて快楽神経が悲鳴を上げる。
「ああっ!! あはぁっ、はぁぁんっ!! だ、だめ、こんな――!!」
 こんなはずじゃなかった。
 あの日とは違って、今日は彼女が主導だったはずだ。それでも彼女は狂ってしまう。
この肉襞に、この腰づかいに堪えられる男などいなかったのに。情けないよがり声を上げて
イかされるのは、いつも男だったのに――勝てない。勝てる気がしない。
この男と交わると、もうなすすべもなくイかされる。イくしかない。
イって、イって、狂い続けるしかない。
 主導権をとって、自慢の腰づかいで何度もイかせて、虜にして――。
そうだ、かつての組織でのように「ザーラ様」と呼ばせてみよう。男なら誰もがこの体に溺れる。
そう、どんな男だろうと虜にしてきた。なのに。

「イく、イくぅううっ!! 龍牙、龍牙ぁあああっっ!!!!」
 肌を桜色に染め、男の名を叫びながら体を弓なりに反らせる。
見事な量感の乳房が弾んだかと思うと、そこに男の指が食い込み、柔らかくも弾性をもった肉が
自在に形を変える。そして、何度も高みに達した彼女にはそれさえが凶器だった。
「っひぃいいっ!! っくぅぅうううう‥‥っ!!!」
「――っ‥‥くぅっ!」
 ビクンビクンと身体を跳ね上げさせると、ほぼ同時に龍牙の体が強く震えた。
その強烈な射精を子宮口で感じながら、女は力尽きたように倒れ込む。だがそれも一瞬のこと。
半開きになった唇の中に龍牙の舌が入り込み、そして浅くゆっくりと腰を動かす。
剛直に萎える気配など全くないようだ。
「ザーラ‥‥俺はお前が大嫌いだ。お前みたいに邪悪で高慢な女を好きになれるわけがない。
だから容赦はしない。――狂え」
ズグンッ!!
 子宮を限界まで突き上げられ、白目を剥いて絶叫し、汗みどろになって悶え狂う。
腰の自由を龍牙に奪われ、その強制的な腰の動きによって絶え間なく喘ぎ、よがり、悶え、イく。
何度もイき、ぐったりと倒れ込むたびに丁寧なキスが彼女を介抱する。
かと思えば、凶悪なピストンが彼女を究極の高みへと何度となく押しやる。
痙攣し、絞り上げ、締め付ける肉襞。彼女の意志など無関係に暴れ、男を貪る淫肉。
その獰猛な膣肉が精液を味わい、さらに渇きを訴えて淫らな蜜を垂れ流す。
彼女の淫部はますます男を愛し、男の肉槍は一層強く彼女を求める。

「あ、あぁぁああっ!! すごい、すごいわ、止まらない、ああ‥‥っ!!! 龍牙ぁっ!!」
「気安く呼ぶなよ‥‥っく‥‥。お前も‥‥すごい‥‥な‥‥」
 突き上げだけが彼女を狂わせているのではない。彼女自身も腰を振りたくり、
龍牙の主導を奪いかねないほどに暴れる。精液と愛液のカクテルがドロドロと溢れ、
二人の動きに軋む椅子を汚し、そして床へぽたぽたと滴り落ちる。

「んっああぁあああああぁあぁぁん!!
――ひぃっ‥‥すご‥‥ザーメンが、ああっ、あはぁあっ!!」
 高らかに叫んだかと思うと、さらに狂う。二度目だというのに射精圧はまったく衰えないらしい。
精の奔流が子宮を狂わせる。その感覚に震える女を、またしても容赦なく突き上げる。
叫び、よがり、悶え、そしてペニスが折れんばかりに腰を振りたくる女。その肉襞の一枚一枚、
淫肉の隅々までを狂暴な肉棒が犯す。その凄まじい刺激に女は狂乱の度合いを飛躍的に高め、
発狂せんばかりの快楽に飲み込まれる。淫楽の業火が彼女を焼き尽くし、その炎は絶叫、痙攣、
そして常人なら五秒と堪えられないほどの膣肉の動きとなって現れる。
 その凄まじいエネルギーを味わうかのように、龍牙はイき狂うザーラの腰を突き上げ、
乳房を揉みしだく。悶える唇をふさぎ、しなやかな身体を思い切り抱きしめ――
「ザーラ‥‥っ‥‥イくぞ‥‥っ‥‥!!」
「あっはあぅ、んああっ!! 龍‥‥牙‥‥っ!! 龍牙ぁぁああああぁぁあ!!!!」
 ドビュウッ!!! ビュクッ、ビュクッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクン、ドクン、‥‥
「いっくううううううぅぅ!!!!!
あはぁあああぁぁあああ!!!! あぁ、ああああっ!!!」
 盛大に達し、直後の射精で絶叫し、さらに余韻で狂う女。爆発した精液が
愛液とからまりあって膣から噴き出す。身体の中から溢れるその刺激、龍牙の体温、
荒い息づかい、声‥‥すべてが愛撫となって彼女が落ち着くのを許さない。
「はぁぁあっ‥‥! あっはぁあ‥‥あふっ‥‥はぁ‥‥っ!」

 * * *

 ‥‥倒れ込んだまま数分が経ち、ようやく彼女は性感の嵐から逃れつつあった。

「‥‥はぁっ‥‥あはぁ‥‥っ。‥‥龍牙‥‥良かった‥‥わ‥‥」
 息も絶え絶えに。
「気安く呼ぶなと言っただろ‥‥。‥‥満足したか?」
「ふふ‥‥。満足、したわ‥‥。あなたは‥‥どう?」
「‥‥な‥‥っ」
 予想外の問い。その目はもう、絡み合う以前の楽しげな光を宿している。
「お、俺はお前なんか――」
「ふふ、そうね。でもそのわりにずいぶん激しかったじゃない? 何度キスしてくれたの?
あんなに素敵なピストン、あんなに素敵な愛撫‥‥味わったこと、ないわよ‥‥」
そこで言葉を切ると、彼女はようやく腰を浮かせ、ペニスを引き抜く。信じがたいことに、
いくぶん萎えたとはいえまだ固さが十分に残っている。その感触に思わず喘ぎそうになったが、
それは何とか飲み込んだようだ。そして龍牙の上から離れ、
床に無造作に散らかっている捕虜用作業服を手にした。
「‥‥そうだ龍牙、あなたは自分で気付いてる?」
 ズボンに長い脚を通しながら、彼女は振り返ってそう訊く。
「‥‥何がだ?」
「あなたが私を呼ぶときの二人称‥‥『貴様』から『お前』になってるわよ?」
「‥‥!?」
 絶句。
 その顔を見て思わず笑みを浮かべると、ザーラは男に背を向けて袖を通しながら呟いた。
「龍牙‥‥私のことは嫌いでもいい。だけど‥‥私は‥‥っ!?」
 ――深い口づけ。女の腕を逞しい腕が背後から掴み、腰を抱き寄せ、熱烈に。
女の言葉が途切れ、そしてそのしなやかな腕が男に絡みつく。甘く、熱いキス。

 尋問は、まだ始まったばかりだ。

(終)
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